林業は、山林伐採・買取りなどを行ったり、森林の管理を行っています。
このくらいなら、一般の私達でも社会の授業などで情報収集できているかと思います。
森林の種類
しかし、森林の種類は構成によって、「原生林」「二次林」「人工林」の3種類に分けられています。
さらに、人の手の入り具合によって「原生林」「天然生林」「人工林」という3種類に分けられています。
ちなみに原生林に関しては、林業にて収穫のための人為的な伐採が行われています。
また、風水害や山火事などの自然災害に影響されることなく成長し、自然に形成された森林になります。
森林の所有者
さらに掘り下げると、森林の所有者によって「国有林」「公有林」「私有林」という3種類に分けることができます。
私有林という種類になると林業経営者に自ら伐採の依頼をすることになり、最近では森林売却も増えています。
日本の林業は情報によると衰退していますが、今現在、林業を盛り上げようとさまざまな取り組みが加速しているといいます。
林業の仕事
みなさんは、全国の6割が天然林で人工林は4割であることをご存知でしたか?
天然林も人工林も管理の手が必要になります。その管理を担うのも林業です。
興味があるなら転職サイトの情報をチェックして問い合わせてみるといいでしょう。
人材を欲している業界なので、採用率も高めです。
ちなみに、天然林は自然に生えている森林になります。
コナラやクヌギなどいろいろな種類の広葉樹が生えていて、そこには多くの生き物が住んでいます。
バードウォッチングなどをする人もいますが、天然林があるからこそできる楽しさです。
木の種類もたくさんあり、自然の力で生えているだけに病気や害虫で全滅することが少ない森林です。
林業機械で切っても、切り株から再生できる生命力が魅力です。一方、人工林はそのまま人が苗木を植えて、育てた木です。
では、森林がなくなるとどうなるのでしょうか。
第一に、地球温暖化の影響で、北極海の海氷が減少してしまいます。
海面水位が上昇したり、水害、森林火災、ハリケーン、干ばつによる被害が生じたりします。
熱帯地域においては、蚊や水を媒介した感染症が拡大する可能性や、農作物の収穫にも影響がでてしまいます。
こうした問題にならないように林業の手が必要になります。
林業のおかげで成り立つ私たちの生活
また、4割の人工林をはじめ、天然林を放置するとどうなるのでしょうか。ここも気になる点だと思います。
林のなかが暗くなり、植生が荒れてしまいます。人工林は植栽するだけではなく、必要に応じて下の部分を刈ったり、枝打ちなどをしなければなりません。
木を健康に育成するための作業は林業が担います。
しかし、手入れをしないままだと、植生が荒れ放題になります。その結果、ぎゅうぎゅう詰めの林は土壌がゆるくなり、災害が起きやすくなります。
伐採されない木による花粉症も私達には死活問題です。
人工林の多くがスギやヒノキです。花粉が舞う原因になる木も植樹しています。
もちろん、地球に優しい木なので、植樹すべきなのですが、手入れもそれだけ必要になります。
森林がなければ私達の生活がままならず、森林を野放しにすると自然が猛威を振るうことにもなるので、林業は必要不可欠なのです。
まとめ
いかがだったでしょう。林業が必要不可欠となる理由が、私達一般の人たちにも少しは分かって頂けたのではないかと思います。
今は、伐採した木を使った住宅や施設の建築などが提案されています。
また、管理の大変さ、素晴らしさを知ってもらうために見学会が開催されていたりします。
ぜひ、私達の守るべき自然について、もう少し情報を集めて、木材を利用してみてください。