ー林業作業を円滑化できる さまざまな高性能林業機械を紹介ー
美しい森林を次世代へ残すために林業経営が成り立ち、未来を拓く森林の担い手として林業に就く作業員たちがいます。
今回は、林業作業を円滑にする「機械」について解説していきます。どのような機械が活躍しているのか、ぜひ、チェックしてみてください。
高性能林業機械について
林業作業にはさまざまな道具を用いるだけでなく、高性能林業機械を導入し、現場作業を円滑に進めることができています。
高性能林業機械については、主に以下のような機械を使うと作業が進みやすくなります。
・ハーベスタ
・フェラーバンチャ
・プロセッサ
・スキッダ
・フォワーダ
・タワーヤーダ
などがあります。これら高性能林業機械については「2つ以上の仕事を1つの工程の中でできる機能」であることが特徴です。
では、それぞれがどのような方法で使用されるものなのかを見ていきましょう。
ハーベスター
林業に特化した機械です。
立木を切る、丸太を決まった長さに短くする、木を集める、積むという作業を担います。
頑丈な爪で木を掴み、その先にはチェーンソーに似た刃がついています。
チェーンソーだけでは倒せない大木もハーベスターを使うことで容易く倒せます。
荷台の大きさによっては、短幹材から長材まで積み込むことが可能です。
さらに、不整地や軟弱地などでの作業にはトラックが入り込めないケースも多いです。
この機械なら安定した重心で、高い走行性能を発揮します。
もちろん、チェンソーに代わりの刃がついているため、危険な伐倒作業になることは否めません。
安全確保を念頭に置きながら作業にあたります。
フェラーバンチャ
林道や土場などで、集材されてきた木材の枝払い、樹幹の欠点を見極めて、用途に応じて切断、丸太にする機械です。
プロセッサ
造材となる枝払、用途に応じて切断、集積までを行う機械で、油圧ショベルの先端に取り付けるアタッチメントにて活躍します。
スキッダ
丸太の端を吊り、土場まで地引集材する機械で、主に伐開された林地内で使用します。
フォワーダ
不整地や軟弱地などトラックが入れない現場作業にも入り込める、接地面の広いクローラ(タイヤ)を用いた走行性能を発揮する機械です。
タワーヤーダ
伐り倒した木を森林内から道沿いまで集める機械です。
トラックをベースマシンとし、集材用のウィンチとワイヤロープを張り上げるためのタワーを装備しています。
高性能林業機械について
林業作業において、従来のチェーンソーや刈払機などの機械に比べると、作業の効率化が図れることが示されています。
それだけでなく、作業員の身体への負担の軽減についても評価が高い機械です。
丸太を現場から運搬するだけでも人力では負担も、時間もかかってしまいます。
性能が高い林業機械については各林業経営者による導入です。
林業生産性の向上をはじめ、労働強度の軽減を図るためには導入を進める必要になるでしょう。
通常の林業作業について
高性能林業機械について解説してきましたが、通常、森林を守るために作業をこなす場合にはこのような高性能林業機械は用いることが少ないです。
通常の流れとしては以下のような作業を行います。
下車地から現場まで歩くことが多く、現場に到着すると作業スタート。
春には植林、夏には下刈、秋に間伐、冬に伐倒というように季節によって作業の種類が変わります。
午後からの仕事に備えて昼食や休憩も挟み、心も体もエネルギー補給をします。
作業で使用する道具の手入れも行います。
山の天候は変わりやすく、また陽が落ちるまでに山を下りる必要もあります。
このように機械任せではない森林での作業も行われています。
おわりに
いかがでしたか。
少しでも林業に携わる人や機械、道具について興味を向けていただけると幸いです。
福島の林業は株式会社サンライフにお任せ下さい。
会社名:株式会社サンライフ
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2023.11.17